nginx キャッシュを有効にする
nginx キャッシュを有効にすると、nginx プロキシサーバが特定のウェブサイトの動的コンテンツをキャッシュできるようになります。キャッシュされたデータは短時間保存されます(通常は数秒以内)。これにより、ウェブサイトのロードが高速化し、サーバ負荷が軽減されます。
nginx キャッシュを有効にするのは、特定の特徴を持つウェブサイト(たとえば、人気ブログやニュースサイト)に対してのみお勧めします。
- トラフィックが多い
- コンテンツの更新間隔が数秒程度
以下の特長を持つウェブサイトで nginx キャッシュを有効にするのは、無意味であるか、害がある場合もあります。
- トラフィックが中程度または少ない
- コンテンツの更新間隔が数秒より長い
- パーソナライズされたコンテンツが使用されている(たとえば、訪問者の地理的所在地やショッピングカートの内容)
nginx キャッシュは個別のドメインまたはホスティングプランに対して有効にできます。
ホスティングプランに対して nginx キャッシュを有効にするには:
- [サービスプラン]に移動します。
- [ホスティングプラン]タブで、[プランを追加]をクリックして新しいプランを作成するか、既存のプランの名前をクリックして編集します。
- [ウェブサーバ]タブを開きます。
- [nginx 設定]セクションで、[nginx キャッシュを有効にする]チェックボックスをオンにします。
- (オプション)nginx キャッシュ設定をカスタマイズできます。nginx キャッシュについて詳しくない場合、デフォルト設定のまま使用することをお勧めします。これらの設定を間違えると、ウェブサイトやサーバのパフォーマンスが低下する可能性があります。
- [OK](既存のプランを編集する場合は [更新して同期])をクリックします。
これで、このホスティングプランをベースに新しい契約を作成するたびに、この契約のドメインとサブドメインで nginx キャッシュが自動的に有効になります。このホスティングプランをベースにした既存の契約には影響を与えません。
ドメインに対して nginx キャッシュを有効にする方法は、こちらをクリックして確認してください。
デフォルト nginx キャッシュ設定をカスタマイズする
panel.ini ファイルを編集して、さまざまな nginx キャッシュ設定(キャッシュサイズ、キャッシュのタイムアウトなど)にデフォルト値を設定できます。カスタマイズした値は、新たに作成されたホスティングプラン、ドメイン、サブドメインに適用され、既存のものには影響を与えません。
panel.ini ファイルでカスタマイズできる nginx キャッシュ設定のリストは、以下を参照してください。
[webserver]
; path where to store cache
nginxCacheDir = /var/cache/nginx
; default values
nginxCacheEnabled = off
nginxCacheSize = 62914560
nginxCacheTimeout = 5
nginxCacheKey = $scheme$request_method$host$request_uri
nginxCacheCookies = ""
nginxCacheBypassLocations = ""
nginxCacheBypassHeaderNocache = on
nginxCacheBypassHeaderAuth = on
nginxCacheBypassGetNocache = on
nginxCacheUseStale5xx = on
nginxCacheUseStale4xx = off
nginxCacheUseStaleUpdating = on
; maximum values
nginxCacheSizeMax = 1099511627776
nginxCacheTimeoutMax = 3153600000